若狭のお魚図鑑 | イトヨリダイ | お魚好きの清佐(SEIZA)
フレンチで大活躍
表面をカリッと焼いたムニエルに、ちょっと甘めのクリームソースで食べると美味しいよ
味は?★★★★☆ 星4つ
秋から晩秋にかけてが旬
こんにちは、魚をこよなく愛すし、食べる、見る、さわるで魚一筋のカメラ好きのSEIZAです。
今回紹介するのは、フレンチ時代によく使ったイトヨリダイです。
イトヨリダイとタイと名前に付くけど真鯛たちとは違う仲間
メモ
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目イトヨリダイ科イトヨリダイ属
なんのこっちゃ?
となりますが、イトヨリダイ科イトヨリダイ属で真鯛は、タイ科マダイ亜科マダイ属となり、種類が違います。
きれいだから、イトヨリダイになったのかな。
見た目の通り味は、上品。
鱗は薄くて取りやすいけれど、皮はしっかりと丈夫です。骨は、結構細かくてかたいので、ムニエルの時はしっかり抜き取りましょう。
白身が綺麗な魚で、やや水分が多くため、生の状態では軟らかい身質。
熱を通しても縮みにくいので、ムニエルなど焼きものにもよく合います。
もちろん!刺身も旨い!
いろいろな料理に大活躍
なんとも贅沢な話ですが、魚料理の勉強でイトヨリダイをよく使用していました。
くせがなく、上品な白身の魚なので、オールマイティに使用できます。
その上、基本の3枚おろしから、姿のまま内臓を抜くツボ抜き、切り身など今後の調理に合わせた捌き方を学べます。
お刺身
非常に淡泊な味なので、湯引きがおすすめ。
血合いにくせがあるので必ず取り除きましょう。
皮と身の間?に甘みがあるので、イトヨリの旨みを味わうことが出来ます。
もちろん、皮をひいてもいいですが、せっかくの美しい皮なので活かしたいですね。
蒸す
蒸して、野菜を添えて洋風のソースでいただくのも良いですし、和風の酒蒸しも美味。
素材そのもの味が繊細なので、味付けも気を付けなくてはいけないので、簡単な調理なのに、気を遣う調理です。
焼く
ムニエル、塩焼き、ポワレなど、皮目を芳ばしく仕上げるのはなかなかむつかしい。
カリットふわっと、食べ終わるまでこの状態を維持させる技が必要です。
あえて皮を残すことにイトヨリはこだわってほしいです。
揚げる
素揚げ、から揚げ、フライなどにも合います。
やや水っぽい魚なので、揚げる前に塩をあてて水分を軽く抜いたほうが、旨みが増します。
刺身も塩をあてたほうがいいかも。