若狭のお魚図鑑 | ホウボウ | お魚好きの清佐(SEIZA)
ホウボウはなくんだよ
グーグェーと鳴く魚 ホウボウ
味は?★★★★☆ 星4.5つ
ホウボウ好き
こんにちは、魚をこよなく愛すし、食べる、見る、さわるで魚一筋のカメラ好きのSEIZAです。
今回紹介するのは、ホウボウです。
若狭湾の底引きでよく獲れる魚の一つです。
活物を捌くときやカイスから取り上げると「グーグー」とホウボウは鳴きます。
この鳴き声は、浮袋が収縮して音がるようなのですが、初めての時はびっくりしました。
鳴く魚がいる!!
そういえば夜に海から聞こえるボーボーという音はホウボウ!?
名前の説の一つとして「ボーボー」と鳴くからホウボウになったとか。
他にもなく魚として、フグ、グチ、ヒイラギなんかも鳴きますよ。
海のクジャクだね
名前のもう一つの由来は、なんでも、海底でエサを探して方々へ歩き回るから「ホウボウ」となったそうです。
胸ビラあたりからちっちゃいヒゲ?足?みたいなのがあって海底を歩くように動きます。
海底を歩くようにエサを求めるホウボウですが、泳ぐときはヒレを広げて泳ぎます。
そのヒレがきれいで、クジャクのようで綺麗♪
よく似た魚でカナガシラもいますが、カナガシラのひれはホウボウほど美しくないです。
カナガシラ。こちらも、ホウボウと似て白身で上品な魚。でもあまり大きくならないから、そんなに高くない魚。でも味はいいので地元では、ホウボウは刺身、カナガシラは干物にします。
昔は高級魚だったけど今は、手ごろの魚
私が学生の時は、ホウボウと言えば高級魚だったと思います。
でも、今では、手に入りやすくなった?いや、今は、脂ののった魚が高級魚という傾向があるので上品な魚は昔よりも手が出やすくなった感じですね。
特にノドグロがそうですね。昔は脂がきつくてそんなに高くなかったのに今は超高級魚になりましたね。
アブラボウズなんてほんと食べなかったのにな。
白身で甘くてモチっとして癖がないけどホウボウの味わいがしっかりする。
歩留まりが悪いけど頭や、骨からは良いだしが出るので無駄にならない魚です。
江戸時代は、お殿様が好きで愛した魚として「君魚(きみうお)」と呼ばれて位ほどで、タイにも匹敵するといわれていました。
私は、旬の今(晩秋)のホウボウは本当に美味しいと思います。
本当に好きでよくホウボウは買います。
刺身にして、家族も喜ぶし、アラの味噌汁が旨い。
底引きのある日は週1で食べているくらいです。
生態
北海道南から九州まで生息しています。
好むのは、水深25メートルから615メートルの砂泥地。
主に、小型の甲殻類を食べていますが大きくなると小魚も食べるようです。
旬は、秋から初春まで。
というより、産卵期が3月頃~5月なので栄養を蓄える8月終わりから2月ぐらいがイイ感じです。
この若狭では10月から底引きなので、ちょうど漁が始まる10月が旬で美味しいです。
比較的安い時があるので平日など若狭小浜に来られたら
ぜひ、皆さんも購入して試してください。
若狭小浜でお魚が買える「お魚センター」さん
営業時間:7:00~売り切れ次第終了(12時くらい)
※営業は7時からしていますが、小浜のセリは7:30からなので出来れば8時くらいからがよいかな
定休日:日曜日と祝日の午後、水曜不定休(ほぼ休み)
交通アクセス:小浜浜ICより車で10分
JR小浜駅より徒歩15分
駐車場:100台
お問い合わせ先:小浜市水産食品協同組合 0770-53-1530