若狭のお魚図鑑 | キジハタ(アコウ) | お魚好きの清佐(SEIZA)
関西の高級魚
キジハタというよりもアコウで有名
味は?★★★★★ 星5つ
活〆の薄造りは絶品!
こんにちは、魚をこよなく愛すし、食べる、見る、さわるで魚一筋のカメラ好きのSEIZAです。
今回紹介するのは、キジハタです。
関西では、アコウと呼ばれる高級魚です。
個人的には、ノドグロも旨いですが、このアコウが好きです。
活締めの薄造りは本当に見事です。
キジのような美しい模様の為「キジハタ」と言うみたいです。
幻の高級魚ともいわれるほど美味
青森県〜九州の日本海に生息していて、瀬戸内にもいる魚です。
ただ釣るのが難しいようで幻と言われたりします。
旬は初夏から秋の初めまで。
でも、晩秋でもちょくちょく獲れる魚です。
ハタの仲間で、身は白身。
夏のフグと言われるくらい甘みの上品な魚です。
高級魚ですが、大体いくらから高級魚というのかというと
卸しkg/3000円を超えてくると高級魚ですね。
私たちのような流通の川上でもキジハタは高い。
卸しでkg/3000円じゃきかないくらい高い時があります。
大きなものでしかも活魚だと軽くkg/5000円は超えてくるので
末端消費者にはいったいいくらになるのだろうかと思う事もありますが
それくらい、美味しく、食通に愛されている魚です。
味もいいけど目が好き
キジハタの目は、エメラルドグリーン。
ハタ科の魚は緑色が多いのですが、キジハタも綺麗な色をしています。
なぜこんな目をしてるのかな。
ちょっと調べてみました。
目が緑に見えるのはなぜ?
「輝板」という名前の光を反射する細胞が目の中にあり外からの光が当たって緑色に見えるそうです。
普通は光が網膜にあたって吸収されるのが、輝板があると一度入ってきた光が内面で再度反射され増幅され網膜神経で認識しやすくなるそう。ハタ科のように海底でエサを狙うために光を少しでも取り込むための進化ですね。
そう言われてみれば底魚は、ハタ科に限らず、青い気がします。
なるほど。
それにしても綺麗な目。
まるで宇宙のようですね。
肝心の味
夏のフグと言われて高級魚のキジハタ。
関西ではアコウ。
関東ではあまりお目にかかれない魚ですね。
骨以外捨てるところがない魚です。
鯛みたいですね。
骨やアラからは、上品で旨みのある良い出汁がとれるので捌いた後も骨は捨てないでね。
おすましなどおススメ。
味噌汁でもいいけどちょっともったいないかな。
煮つけは、兜をにつけた方がイイかな。
身は食べたいし。
酒と水だけでも、臭みもなく上品な仕上がりになります。
刺身は、定番ですが、薄造りがおすすめ。
活物を手に入れたら必須の調理。
ふぐの様にしっかりした歯ごたえと甘味、旨みの競演が最高です。
〆たものや、時間のたったものは普通の刺身にしましょう。
これもまた旨いです。
もちろん、から揚げもフライもうまいです。
書いてたら食べたくなりましたよ。
お腹減った~。